【ミニブログ】「お似合い」を探すのもデジタルの力で

髪を触る女性

日経新聞電子版「ヒットのクスリ」からの気付きです。

自分の「お似合い」を探すのってけっこう大変ですよね。
この「お似合い」というのは、衣服だったり化粧だったり髪の色だったりと様々です。
以前はリアルのお店で対面で自分にお似合いのモノやサービスを探していましたが、それもコロナ禍で難しくなっています。

最近では、非接触でデジタルの力を使って手軽に「お似合い」を探す事ができるサービスが出現しています。

「お似合い」をどうやって探すのか

私は化粧もしませんし髪も染めないので、「お似合い」を探すといえば衣服ぐらいしか思い付きません。
専門店なんかにも行きますが、仕事用のスーツなどの洋服は未だに百貨店で購入することが多いです。
その時点で既に古い人間のように感じてしまいますが、百貨店のスタッフは「お似合い」を探しピッタリのモノを見つけるスキルに長けています。この点も百貨店で洋服を購入する理由の一つとなっています。

では、どうやってデジタルの力でインターネットを通じて「お似合い」をさがすのでしょうか?

髪色の「お似合い」を探す

花王が、2020年秋に発売した白髪染め「ブローネ ルミエスト」のお話です。
これはモノだけでなく、アプリなしで自分の髪色をAR(拡張現実)でシミュレーションできるコトも提供しています。
従来、白髪染めの髪色はドラッグストアの商品陳列棚に置かれている毛束でチェックしていました。しかしこれですと、実際染めてみると見本と違うというケースが散見されました。
このルミエストのサイトでは、色を押すだけで好みの髪色にした自分の姿がリアルに映し出されます。わざわざ店に行かなくても済みますし、イメージのずれも解消されるというわけです。

これにプラスしてコロナ禍で外出をしづらい中、マスクで隠れない髪と目元だけはアピールしたいという「お客さんの問題」を解決するために明るさにこだわった10色を用意したそうです。
お客さんの声を直接聞いたかどうか定かではありませんが、気づきそうで気づかない問題をよく捉えています。
結果、30~40代のエントリー層を中心に販売量は目標を上回っているとのことです。

近い将来、この発展形としてAIがお似合いの髪色を推奨してくれるコトまでやってくれるかもしれません。

顔の肌の色を測定する器具を衣料品通販ZOZOが提供

ZOZOと言えば衣料品通販の大手ですが、この会社が開発したのが顔の肌の色を測定できる眼鏡型器具「ゾゾグラス」です。
この器具は希望者には無料で配布されると同時に、ZOZOは個々の肌の色に合ったファンデーションなどが購入できる化粧品専用モールをオープンしました。ゾゾグラスの対応商品はファンデーションから始め、チーク、リップなどに順次広げる予定です。3月18日時点で予約件数は50万件に達したそうです。

衣料品販売のZOZOが化粧品を販売するためのツールを開発したというのがミソです。考えてみればその人その人の顔色に合った衣服というのがあるわけで、その意味では顔色-化粧品-衣服というのは親和性が高いとも言えます。
お似合いの化粧品を購入したお客さんが、さらにお似合いの衣服を購入するというクロスセルを狙っているのかもしれませんね。

ここにも「お客さんの気づいていない問題」をデジタルの力で解決し、新しいビジネスを発展させようとする気概が感じられます。

モノを売らない店舗もある

それでも私のように「似合う似合わないはリアルで体験したい」というニーズは根強くあります。
GUやマルイなどでは「モノを売らない店舗」が存在します。試着などはリアルで行いますが購入はネットで行うという、実体験とネット販売の双方のメリットを享受できるハイブリッド型のビジネスです。

「お似合い」を探す場はバーチャルに完全に移行するわけではありません。残念ながら衰退すると言われているリアル店舗を、「お似合い」を実体験できる場へ転換させることにより生き残る道があります。

ブティックの店内

さいごに

「消費はモノからコトへ」
と言われて久しいですが、自分にお似合いのモノやサービスを探し見つけるコトは、モノやサービスの顧客価値を上げる要因になります。
コロナ禍で巣ごもり期間が長期化する中、デジタルの力で「お似合い」を探す体験を充実させることができます。
一方でリアルでの体験もまだまだ捨てたものではありません。接客をしないファストファッションなのに、GUではコーディネートに悩む買い物客にアドバイスする「おしゃリスタ」というスタイリストを置いていたりします。なかなか好評のようです。

自社ビジネスの特徴を改めて振り返り、リアルとデジタルをうまく融合させてトータルで顧客価値を上げていくことが重要です。

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